診療のご案内
対象となる主な症状
- もの忘れ
- 気分の落ち込み
- 元気がない
- 不安
- 眠れない・睡眠の異常
- もの忘れに伴う異常行動
- 身体症状・不定愁訴
など、その他もまずはお電話でご相談ください。
対象となる主な疾患
- 認知症
- 不眠症
- うつ病・うつ状態
- 統合失調症
- 双極性気分障害(そううつ病)
- 神経症
- パニック障害
- 強迫性障害
- 社交不安障害・対人恐怖
など、その他もまずはお電話でご相談ください。
※ 小児精神科および全年齢層における発達障害の専門的診断・治療は行っておりません。
認知症について
認知症は、脳の病気や障害などのいろいろな原因により、認知機能の低下をきたし、日常生活全般に支障が出てくる状態を指します。アルツハイマー病、血管性認知症、前頭側頭型認知症、レビー小体型認知症などいくつの種類があります。
いずれの種類も脳の細胞が障害を受けることによって直接起こる記憶障害、見当識障害、理解・判断力の低下、実行機能の低下など中核症状と呼ばれる症状と、本人の元々の性格や周囲の環境、人間関係などの要因が絡み合って起こってくるうつ症状や妄想、幻視といった精神症状や日常生活への適応を困難にする行動上の問題など周辺症状(BPSD)と呼ばれる症状があります。
認知症は誰もが罹患する可能性があります。
いくつかの治療可能な認知症がありますが、アルツハイマー病をはじめとする変性性認知症は完全に治す治療法はまだありません。そこでできるだけ症状を軽くして、進行の速度を遅らせることが現在の治療目標となります。
周辺症状(BPSD)に対しても適切なケアや環境調整、リハビリテーション等の非薬物療法が優先されます。しかし、周辺症状(BPSD)のコントロールが難しく、介護抵抗が強く治療につながらず家族を困らせてしまうことがあります。
このように本人と介護する家族の苦痛が強い場合、抗精神病薬、抗うつ薬、漢方薬などを使用し症状を和らげることができる可能性があります。このようなとき、当院では往診、訪問診療といった形で、お手伝いいたします。
訪問診療の流れについては、訪問診療についてをご覧ください。